建売住宅の広告などに表示されている建売住宅の価格。
これなら買えるかもと夢が広がるかもしれません。
しかし、ここで大きな落とし穴があります。
家を建てるためには土地や建物にお金がかかるのは当然ですが、それ以外にも意外にお金がかかるのです。
安心して返済していける資金計画を建てるためにも、諸費用など住宅取得にかかる費用を理解しておきましょう。
こんなにもある!土地や建物以外で住宅取得にかかる費用
夢の住宅を手に入れるためには、どのようなお金がかかるのか見ていきましょう。
土地と建物の代金
当然ですが土地と建物の代金がかかります。
注文住宅の場合には、建物の本体価格以外にも別途工事となっているものがあるので注意が必要です。
よく別途工事となるのが、ガス工事や電気工事などの付帯工事や門扉や植栽などの外構工事です。
どこまでが本工事に含まれるかは確認が必要です。
住宅ローンを借りるときにかかる諸費用
家を購入するときに住宅ローンを使う方は多いと思います。
住宅ローンを利用する場合は以下のような諸費用が必要になります。
- 事務手数料
- ローン契約印紙代(印紙税)
- 保証会社に支払う保証料
- 火災保険料
- 地震保険料
- 団体信用生命保険料(銀行ローンの場合は銀行負担が多い)
※各諸費用の詳細は別途解説していきます。
土地の購入や中古住宅の購入にかかる諸費用
土地の購入や中古住宅を購入する場合には不動産会社へ仲介手数料を支払います。
仲介手数料は、
(物件価格×3%+6万円)が上限となります。
税金・登記費用
土地や建物を取得すると税金のや登記のための費用などが必要になります。
- 不動産取得税
- 登録免許税
- 司法書士・土地家屋調査士報酬料
- 印紙代(売買契約書・建築工事請負契約書に対する印紙税)
- 固定資産税精算金
※各税金の詳細は別途解説していきます。
設計を設計事務所に依頼する場合の設計料など
住宅はこだわって創りたい!
そんな場合は設計事務所に設計を依頼することもあるでしょう。
その場合には、設計料や確認申請手数料などが必要になります。
また、土地の状況によっては地盤調査費用等が発生することもあります。
その他費用
税金や保険など支払わなければならない費用の他にも、取得した住宅で住むために必要な費用もいろいろあります。
- 引越し代
- カーテン、照明器具
- 家具
- その他オプション費用
- 水道加入負担金
- マンションの場合は、修繕積立金
- 戸建て住宅の場合は、修繕のための積立金
このように、住宅を取得すると、土地や建物の直接的な価格の他にも多くの諸費用が必要になります。
諸費用は物件価格の5%〜10%必要になることが多いです。
資金計画を立てるときには、この諸費用もしっかり見込んだ計画にしておく必要があります。
ローンを借りる金額もこの諸費用を含めて考えておかないと、手持ちの貯金を全て諸費用に使ってしまう・・・なんてことにもなりかねません。
諸費用の細かな金額は物件ごとで大きく変わってきますが、物件価格以外にもこれだけの費用がかかるんだということだけでも覚えておいてください。